USB DACの選び方・評価基準ガイド

測定音源・試聴曲で、自宅でも再現できる確認手順をまとめました(denkigear works)

DACの選び方に迷っている方へ

「なんとなく音が良さそう」で終わりがちなDAC選びに、誰でも自宅で再現できる確認手順を用意することが、このページの狙いです。 スマホ直挿しの音に物足りなさを感じ始めた方、Nintendo Switchやパソコンの音を手軽に良くしたい方など、オーディオに詳しくない方にも読んでいただけるよう、 専門用語には一言説明を添えています。当店は電気系の資格を持つ店主が実際に検品・聴き比べを行っており、押し売りにならない範囲で、できるだけ客観的な確認方法をお伝えします。

DACとは? スマホ直挿しと何が違うのか

DAC(Digital to Analog Converter/デジタル・アナログ・コンバーター)とは、デジタルの音声データを、耳で聞けるアナログの波形に変換する部品のことです。スマートフォンにもDACは内蔵されていますが、 省スペース・低コストで設計されていることが多く、外付けの専用DACに変えると、変換の精度・ノイズ対策・アンプ部の余裕という3つの点で差が出やすくなります。 これを平易な言葉に置き換えると、「音の粒立ち」「静けさ」「音量の余裕」が変わって聞こえる、ということです。

スマホ直挿しの音に物足りなさを感じ始めた方、Nintendo Switchやパソコンの音を手軽に良くしたい方などが、 ステップアップ用DACの主な対象になります。

DAC選びで見るべき評価6軸(全体像)

当店ではDACを次の6つの軸で捉えています。すべての軸で満点である必要はなく、通勤用イヤホン向けなのか、自宅据え置き用なのかなど、 用途によって重視すべき軸は変わります。まずは全体像を眺めて、次の章で自分の耳で確かめる流れをおすすめします。

① 駆動力(ドライブ力)ヘッドホン・イヤホンを歪ませずしっかり鳴らす力
② ノイズ(静かさ・S/N比)無音時に「サー」というヒスノイズが聞こえるか
③ 解像度(情報量・粒立ち)小さな音の粒や楽器の輪郭がどれだけくっきり聞こえるか
④ 音場(広がり・定位)音がどの方向から、どれくらいの広さで聞こえるか
⑤ 接続性(対応機器・端子)スマホ・Switch・パソコンなど、どの機器につながるか
⑥ コスパ(価格対性能)価格に対して①〜⑤がどれだけ満たされているかの総合判断

測定音源で客観的に確認する方法

以下の6つの音源は、音楽ではなくあえて単純な音(トーン・スイープ・無音)にしてあります。単純な音だからこそ、DACの実力(クセ・弱点)がわかりやすくなります。 音源はすべてMP3(320kbps)でご用意しています。再生ボタンでその場で確認いただくか、ダウンロードしてお使いのプレーヤーでご確認ください。

⚠️ 最初に必ずお読みください(耳とスピーカー・イヤホンの保護)
  • 音量は小さめから始めてください。特に「無音」や「スイープ」の後に次の音源を再生すると、思ったより大きな音が急に出ることがあります。
  • 各音源の再生が終わったら、次の音源を再生する前に一度音量を下げる・確認する習慣をつけてください。
  • 特にイヤホン・ヘッドホンで聴くときはご注意ください。

① 周波数スイープ 20Hz→20kHz(30秒)

人が聞こえる音のほぼ全域を、低い方から高い方へなめらかに変化させながら鳴らします。

聴き方:再生中に音が途切れず連続して聞こえるか、途中で急に音量が変わったり、ビビり音・歪みが混ざったりしないかを確認してください。

評価軸:対応音域・高音の伸び

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② 低音スイープ 20Hz→200Hz(20秒)

低い音(ベースやキックドラムのような低音域)だけを、ゆっくり変化させながら鳴らします。

聴き方:低い音がちゃんと聞こえる・感じるか、途中で急に音が小さくなったり消えたりしないかを確認してください。

評価軸:低音の量感・再生力

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③ 1kHz基準トーン(10秒)

「ピー」という一定の高さの音を、一定の音量で鳴らし続けます。

聴き方:音量の基準として使ってください。心地よい音量に合わせておくと、他の音源との比較がしやすくなります。耳に刺さるノイズ・ビリつきがないかも確認できます。

評価軸:歪みの有無・基準音量の把握

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④ 無音30秒(ノイズフロア確認用)

何も音を鳴らさない「無音」です。

聴き方:できるだけ静かな部屋で、普段使う音量(気持ち大きめ)にして再生し、「サー」「ジー」というノイズが聞こえないか耳を澄ませてください。

評価軸:ノイズフロア(無音時の静けさ)

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⑤ 左右チャンネル確認(左5秒→右5秒)

最初の5秒は左側だけから、次の5秒は右側だけから同じ音が鳴ります。

聴き方:イヤホン・ヘッドホンを正しく左右つけて聴いてください。左→右の順で片側からだけ聞こえれば正常です。

評価軸:左右チャンネルの分離・接続確認

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⑥ 音量ステップトーン 5段階

同じ音を、とても小さい音→だんだん大きい音へと5段階(合計20秒)で鳴らします。

聴き方:特に最初の方(一番小さい音)がちゃんと聞こえるか、音が急に途切れたりノイズに埋もれたりしないかを確認してください。

評価軸:ダイナミックレンジ(小音量の再現力)

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※さらに高音質な無劣化WAV版をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

※これらの音源は家庭用の耳での確認を目的としたものであり、測定器による絶対値を保証するものではありません。結果はご使用のイヤホン・ヘッドホンの性能にも左右されます。

試聴曲で音楽的な聴きどころを確認する

測定音源に加えて、実際に音楽として楽しみながら聴き比べられる試聴曲もご用意する予定です。この試聴曲はSuno(AI作曲サービス)による生成音源で、著作権的にクリーンな音源のため、自由に聴き比べにお使いいただけます。

曲1:低音チェック用(ネオソウル/エレクトロ・インスト)

低音の量感(沈み込む低音が出るか)と締まり(低音がボワつかず輪郭がはっきりしているか)を聴き比べる予定です。

近日公開

曲2:ボーカルチェック用(女性ボーカル ジャズバラード)

声の近さ、サ行の刺さり、息づかいの自然さを聴き比べる予定です。

近日公開

曲3:音場チェック用(アコースティックギター+アンビエント)

左右の広がり、楽器・環境音の定位、残響の消え際を聴き比べる予定です。

近日公開

聴き比べのやり方

  1. 同じイヤホン・ヘッドホンを使い、音量をできるだけ揃えます。
  2. スマホ直挿し→DAC経由の順で、同じ区間を聴き比べます。
  3. 気になった点を、下記の6軸に沿って簡単にメモしておくと、後で比較しやすくなります(◎〜×の5段階程度で構いません)。

当店DACの評価結果

GraveAudio DA06(CX31993・Blue/Transparent)

DACチップCX31993
出力65mW
サンプリングレート32bit / 384kHz
SNR128dB
THD+N0.0003%
接続USB Type-C

※上記はメーカー公表値です。当店独自の実測値ではありません。参考実測は今後追加予定です。

【店主の感想(個人の主観です)】

上記の測定音源で確認すると、無音時のノイズが少なく、音量ステップでも小さい音がしっかり聞き取れる印象です。効果には個人差・機材差があり、すべての方に同じ感じ方を保証するものではありません。

CB1200AU HiFi USB-DAC

DACチップCB1200AU
接続USB Type-C → 3.5mm
動作確認機器Android スマートフォン・iPhone・MacBook Air・Surface・Nintendo Switch 2

※SNR・THD+Nの数値はメーカーから公表されていないため、本ページでは記載していません。参考実測は今後追加予定です。

【店主の感想(個人の主観です)】

スマホ直挿しと比べて音量に余裕がある印象です。効果には個人差・機材差があり、すべての方に同じ感じ方を保証するものではありません。

比較早見表

項目GraveAudio DA06CB1200AU
チップCX31993CB1200AU
接続USB Type-CUSB Type-C → 3.5mm
① 駆動力
② ノイズ
③ 解像度◎(公表値ベース)
④ 音場
⑤ 接続性音源では確認不可・実機確認済み機器は上表参照音源では確認不可・実機確認済み機器は上表参照
⑥ コスパ音源では確認不可・店主の総合コメントは上記参照音源では確認不可・店主の総合コメントは上記参照

※◎/○は断定的な優劣ではなく目安です。⑤接続性・⑥コスパは配布音源では確認できないため、実機確認内容・店主コメントを判断材料としてください。比較対象は当店取り扱い品同士のみで、他社製品との比較は行っていません。

GraveAudio DA06 の商品ページ →CB1200AU の商品ページ →

よくある質問

Q. スマホ直挿しとの違いは本当に誰でも分かりますか

A. 感じ方には個人差があり、すべての方が同じように違いを感じるとは限りません。上記の測定音源を使うと、多くの方が違いを感じやすいポイント(特にノイズや音量の余裕)を確認しやすくなります。

Q. ハイレゾ音源でないと効果はありませんか(MP3やストリーミング再生でも違いは出ますか)

A. MP3やストリーミング再生でも、DAC自体のノイズの少なさや音量の余裕といった違いは感じやすい部分です。ハイレゾ音源に対応しているかは別軸(対応音域・解像度)の話とお考えください。

Q. Nintendo Switchでも使えますか

A. CB1200AUはNintendo Switch 2での動作を確認済みです。DA06については確認済み機器(Android・MacBook・Surface)を商品ページに記載しています。ご不明な点はお問い合わせください。

Q. 測定音源・試聴曲はどこから入手できますか

A. 本ページの「測定音源で客観的に確認する方法」の各カードから、その場で再生・ダウンロードいただけます。試聴曲は近日公開予定です。

Q. 合わないと感じた場合の返品・保証について教えてください

A. 返品・保証条件は特定商取引法に基づく表記のページをご確認ください。

本ページの内容は効果を保証するものではありません。音の感じ方には個人差・機材差があります。ご不明な点はお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。(denkigear works)